Think Bee!の総合カタログ「Bee! Collection vol.17」 2017年9月号より、会長(河合 史郎)の連載記事をアーカイブしたものです。
シンクビー!は今でも和のテイストが残ります。
京都を中心に全国へと販路を広げていました。全国の染色、織物工場を巡り、オリジナル生地開発から始まり、布を求めて更に世界各地を駆け巡るようになりました。
着物と帯、帯締め、半襟、小物に至るまで日本の伝統文化からくる配色美は、欧州の配色コーディネートとは全く異なるものです。また究極までの色彩を楽しむ雅やかな京文化と、粋を追求する江戸文化も大きく違います。
シンクビー!発信の色彩美も、表地を着物に見立てながら異素材を組み合わせ、裏地をビビッドな配色にしたり、金具は帯留めのようにアクセサリー感覚を取り入れたり、ミシン糸配色にまでこだわったり!底鋲をラインストーンで光らせたり!和の配色美を大きく取り入れています。
シンクビー!作品は、和の繊細さと欧州のバランス感覚を取り入れながら作品を女性的に究極までのエレガントを追究していきます。
1898年創業から培った長い歴史を形に変えて、新素材開発はまだまだ続きます。
シンクビー!裏地のこだわり。日本の伝統色
バッグの裏生地は黒、茶、ベージュが主流の時代から表生地とのマッチングを重要視した明るく美しい色を採用し30 年!厳選の24色(写真)になりました。裏生地にこだわるのは和の心。京の雅、江戸の粋にも通じます。日本の伝統色を意識した生地は撥水加工を施し本来なら表生地に使用する高級素材です。