Think Bee!の総合カタログ「Bee! Collection vol.16」 2017年4月号より、会長(河合 史郎)の連載記事をアーカイブしたものです。
縦糸は虹色の恵みの雨 横糸はイタリアの大地!
織り成す布はファウスト・デロッシの夢なのです。
第二次世界大戦、連合軍の砲火の最中、イタリアのモンツァ村でテキスノヴァ社、初代社長のファウストは自ら織機と向き合い、テキスノヴァの代名詞とも言える立体的な織物を開発していました。
大戦後、1946年にファウストは現テキスノヴァ社を設立。後にその技術はファウストの娘、エンリカ・デロッシに継承され現在に至ります。
「欧州でもテキスノヴァ模倣の生地が多く出回っていますが、その完成度は似て非なるものです。父、ファウストの夢とイタリアの水、タペストリー4 織機が揃ってテキスノヴァの芸術的な織柄が完成します。」と、エンリカは微笑みながら語ります。
「タペストリー4」は世界にたった3台、テキスノヴァ社にしかない織機です。現在もテキスノヴァ社では職人達が「タペストリー4」に向き合い、美しい織物を生み出しています。
テキスノヴァとシンクビー!の出逢いを遡れば30年以上になります。現在までにシンクビー!のデザイナーと数多くの柄のオリジナルデザインを開発してきました。
そしてこの度、テキスノヴァトップデザイナーのフランチェスカ・レオーニが来日!
滞在中に多くの日本文化に触れたことは今後の生地開発に繋がる大きな刺激になったことでしょう。テキスノヴァの作品は、新しい感性が加わり更に光を増し続けます。