Think Bee!の総合カタログ「Bee! Collection vol.7」 2014年4月号より、会長(河合 史郎)の連載記事をアーカイブしたものです。
激動の時代!
Think Bee! にとって日々作品開発に没頭しながら、同時に全国販売に奔走する激動の時代でした。いつの日かThink Bee! ブランドが多くの皆様に喜んでいただける日を夢見て、数多くの作品を この世に送り出しました。
小さな企業でもキラリと光るThink Bee! にしよう!
この目標を胸に、当時のバブル経済に沸く時代背景とは別世界の中、Think Bee!は少しずつ着実に進化して行きました。
この頃からThink Bee!流・「自社完結思考」が芽生えます。
社員が志を一つに、生地選びに始まり、デザイン・製造・販売など、作品がお客様の手元に届くまでの全てを自社で完結しよう!
作品はThink Bee!のショップで販売しよう!我々の思いを直接お客様に伝えよう!
その為には多くの方々から情報をいただき、情報を創造力に変え、そして知恵を絞る。ゆっくりで良いから着実に「自社完結思考」を形にしよう!
ドキドキ・ワクワク感がたくさん詰まった作品を、一人でも多くの皆様に見ていただこう!
この思いがきっかけとなり、展示会(Think Bee!個展)は幕を開けました。
このような激動の中1984年、空前の大ヒット作品(ぶどうの木シリーズ写真)は『夏の太陽を燦々と浴びた葡萄をバッグにしたら?』の閃きから誕生しました。まるでそこにぶどうの実がなっているかの様なカラフルな木球と遊び心溢れる表現力は、Think Bee!作品の原点かも知れません。
それは大量生産の時代の中、お客様に好まれる色彩を見いだす喜びと、爽やかな夏風が吹き抜ける様な個性豊かな作品でもありました。
当時まだ、 Think Bee!を誰も知らない厳しい時代ではありましたが、その斬新さはお客様に受け入れられ、全国のデパート販売へ一気に駆け上がり、数万個のヒット作品となりました。
一本のぶどうの苗木がたわわに実をつける
立派な大木に成長するように、
100年先もThink Bee!を大切に育てて行こうという気持ちは、今も当時も変わらずに持ち続けています。
1984年当時の閃きはそのままに、
30年の歳月を超え、表情の違う一粒一粒が
キラキラと輝く「ぶどうの木」が蘇りました。
※編注:写真は1984年当時発売されていた「ぶどうの木」で、現在は販売しておりません。